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「正指導員検定記〜その3」

>>>> 実技検定

理論に引き続き、準指導員の頃のように、サルになったようには練習しなかった私。決して、自信があったという訳ではなく、ただ単に「やる気」というものが湧いてこなかったという理由。

その「やる気」が無くなった理由のヒトツには、指導員養成講習会の講師が「イマイティ(いまいち)」で......あったりして、何だか緊張感が抜けちまったんだよね。

イマイティな講師に当たったときに、聞く耳を持ってしまうと、自分の滑りを崩されてしまうから、気を付けないとね......準指導員の1年目の受験もそうだったなぁ(遠い目)

自分の滑りを見失って、落ちたよなぁ。

とりあえず、自分の滑りを崩されないように......って、よくよく考えたら、あるのか私に.....自分の滑りなんてモンが。モモンガ

−−−

今回の検定で気を付けたこと、
・細かい技術は気にしない。

・自信を持って滑っているようにジャッジにアピールする。

ことで。なんだか正指導員検定のポイントは、
各技術要素の習熟度

らしいので、細かい部分は気にせずに、「こんなの余裕っス」ということを、実際にはココロノナカでは「あわわ、あわわ」となっていても、「余裕っス」というのを全面に押しだして滑る。

まあとりあえず、「余裕っす」をアピールするのに全種目で気を付けたことは、「上体の安定」。

ちなみに、
木を見て森を見ず

という感じにはならないように。足首が......とか、上下動が......とか、傾きが.......とか、細かいことは知りません。全体的な「流れ」を意識して、ジャッジまで突き進む。
私の生きざまを見てみろ

という気持ちで、
私の滑りを見てみてみて

と......私の へったっぴな滑り をアピールしてどうするのさ、というツッコミはナッシング。

ここまで来たのだから、ネズミ程度の技術でどの程度できるか、挑戦さ。

−−−

さて各種目。

>>>> 1種目目「プルークボーゲン(スキッド+カービング要素)」

とりあえず、プルーク3種目の中で、一番安心して望んだ種目のハズだった......ハズだった。

状況の方と言えば、ガスが出ていてゴールとジャッジがスタート位置から確認できない状態。

目の前真っ白。

そして演技中のアタマノナカミ真っ白(屍)

ターン中に、前に滑った方々のシュプールが、結構掘れていて、その薄ミゾに板が入って、ズレが少なくなった記憶があるが、ジャッジからはガスで見えなかったハズだ、と自分に言い聞かせる。

1種目目のプレッシャーに負けた、典型的な滑りに、プチ意気消沈をしてみるけれど、まあいいか、と気持ちを切り換える。

>>>> 2種目目「プルークボーゲン(スキッティング要素)」

事前情報と異なる、ハードなバーン設定で行われた。

思っていた斜面は「ハエが止まるスピードしか出ない」、けれども実際に行われたのは「ハエが止まることのなど不可能なくらいに滑走性が良くなってしまう」という斜面。

まいったね。

と思ってみるも、イヤとか言える訳もなくスタートする。

イメージは出来ているが、体現できるのか不安もあった種目だけれど、案外、滑ってみると、それなりに、それなりに。

サポートに「どうよ」と聞くと、
安定感のある滑りでした

とのコメント。まあサポートの言い分を信じて、納得して。次なる種目の斜面に向かうためのリフトに乗る。

>>>> 3種目目「シュテムターン」

あまり得意では無い種目。というか、お正月のキャンプでセンセーに「お前、実はものすごく下手なんだな」と言わしめた種目。

ネタ的には、いろいろと貢献してくれるが、検定会場で「オモロイネタ」を生み出されても困る。

とりあえず「質」的なところは、ともかく(をい)

動きだけを正確に、慎重に、と滑り初めてみるが、ゴールがこれまた見えず、適当に何ターンかしているうちにゴールにたどり着く。

そもそも、得意でも無く、良いイメージが出来ていなかったので、良かったのか、悪かったのか、自分では判別不明。

サポートに「どうよ」と聞いてみると、
いつもよりは良いんでないの

と受験生を気遣ったお言葉。さんきゅーさんきゅー。

>>>> 4種目目「パラレルターン大回り(状況に適合した運動)」

1日目の最終種目。そして、低速種目ばかり滑っていたのでストレスが溜まって、この種目だけは検定ということを忘れさせてもらって滑る。

依然、スタート位置からゴールエリアは見えず。

思いっきり漕いで出ようとココロに決めて、スタートエリアに入るが、前の方々が、案外、そろり、そろりとスタートして行く。

知り合いに「どうする?」と聞くと、「慎重に滑るさ、高得点とか狙わないし、万一、コケたりしたら.....」ということで。

優柔不断な私に迷いが生じる。

検定なんだから、気合いも大事だけれども、確実性も大事。別に、85点とか取るつもりで滑らなくても(そもそもそんな点は私の場合は出ない)、確実に80点をもらっておこう。

とも思ったが、スタートコールで滑り出す、漕ぎ出したら、止まりません。斜面変化があるところまで、漕いでみて「どわぁぁぁ」と滑って、ゴール付近でストップ.....と思ったら、ジャッジが真横にいたり。

え?と思って後ろを見ると、ゴールエリアからはみ出している私(屍)

まあ良いか(良くない)

あーあ、などと言っていると、次の中の班に全日本の上位選手で、今回のデモ選で初認定を狙う、某温泉スキー場出身のK選手が滑ってくるらしいことに気付く。

ゴールエリアには、脚立に乗ってデッカイ望遠レンズを付けたカメラを構えた、プロのカメラマンもいたりして。

まさに
「ヒトリ全日本スキー技術選手権」

滑りの方も素晴らしく、タメ息が出る滑り。上手いなぁ、と感動しながら、帰路につく私。

−−−

>>>> 5種目目「パラレルターン小回り(スキッド+カービング要素)」

どちらかといえば苦手な小回り。そして、スタート順が2番目と、小心者のココロをくすぐるトコロ。

検定斜面はスノーセメントという別名を持つ、バーン硬化剤の硫安を大量に撒いたのか?と思ったりする、固めのバーン。

某車山のスポーツマンコースの「青い魔物」と毎年戦っていることを思えば、気持ちにも余裕が生まれる。

私が滑るときにゃ、ちょっぴり太陽も覗いて、視界も良く、まっすぐジャッジに落ちていけるラインを入念に選び、スタート。

まあ苦手な種目にしては、それなりに滑られてヨシとする。

>>>> 6種目目「プルークボーゲン(カービング要素)」

指導員養成講習会で、講師から「もう大丈夫だね」と唯一言われた種目。

しかし、逆にその言葉が自分を惑わし、どうやって滑っていたのだっけ?とアタマを捻ることしばし。

とりあえず、前週に仲間から注意するポイントとして教えてもらったことを意識して、ジャッジのところまでたどり着く。

良いか悪いのか、これまた不明。

>>>> 7種目目「パラレルターン小回り−不整地」

都会派スキーヤーの私にとって鬼門であるこの種目。

スタートラインに着くと、目の前がガスで真っ白(屍)

あー

と思っているが、ふと、イヤイヤ待て待て、これは「恵みのガス」かもしれない。この状況なら、コブになっていない一番左のラインを降りたとしても、ジャッジも文句は言わないハズ。

と自分自身に言い訳気味に、整地に近いラインを選択。

後ろのゼッケンの方にも
「弱虫になって、一番左を滑ります!」

と聞いてもいないのに、勝手に宣言。

さあ行くべ。

と思った矢先。目の前のガスが晴れる.....(屍)

挙げ句の果てに、薄日が射す(屍)

わかったよぅ、真ん中のラインを滑れば良いのだろ、と泣く泣く、コブに飛び込んでいく私。

あわわ、あわわ、とココロノナカで叫びつつ。ゴールまで無事にたどりつく。 ふぅ、とタメ息をついて、後ろを振り返りもせず、次の種目に向かう。

反省もナッシング。不整地を降りてこられただけ、自分を誉めよう。

>>>> 8種目目「パラレルターン中回り(カービング要素)」

得意なのか、不得意なのか不明な種目。

不整地小回りが始まる前に、K選手の中回りも見て、イメージはバッチリ。

行くでぇ、と滑り降りて、最終種目ということもあって、笑顔全開。

サポートに満面の笑みで「どうよ」と聞くと。
多分、8種目の中で一番悪い

.....(屍)

原因......全日本の上位の選手で作ったイメージ。

スズメが鷹の真似をしても、どうにもならないと気付いた瞬間(屍)

というわけで、実技試験は終了。まあどんな点が出ていたのかは、発表されないようなので不明。

とりあえず、全種目について、「ほぼ」イメージ通りには滑ることが出来たのでヨシとする。
教訓 : カモメはカモメ。スズメはスズメ......鷹にはなれません。

自分の技量を良く知るのも、それなりに滑られるコツ。

−−−

そんなこんなで、合格させていただきました。仲間とサポートに感謝感謝。
| comments(0) | trackbacks(0) | by ともぞう とか めっく とか
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