「技術選予選体験記6.......プロローグ」
「技術選」というものを初めて見たのは、スキーを始めてから2年目くらいだったか。

間違いなくこんな大会なんか、たとえ非公式戦.............いわゆる草大会であっても出場することはないだろうと、他人事のように考えていたのですが、準指導員なんて資格に合格して、何を勘違いしたんだか「腕試し」をしようと思って参加したアノ時。

自分の下手さに嫌気がさして、スキーってこんなに怖いものなんだ、と思った1年目。

その後の1年間で少しでも上手くなろうと思ってガムシャラに滑って、少しは滑られるようになった結果の2年目。

今年こそは、と思って大会のウォーミングアップ中に転倒して、2日目を棄権した3年目。

初出場から3年間が経過して、「雪の上にも3年」ということで、初めて「それなり」の結果。それが4年目、嬉しかったなぁ。

前年で、妙な自信を付けたばっかりに、結果は大きくは変わらないけれど内容が最悪な5年目。あのステージに「大きな忘れ物」をしてしまった。

そして今年。

−−−

昨シーズンのこの大会が終わってから、あまりにも明確な下手さに嫌気が差すどころか、やる気が起きてきたその日から。

とにかく、整地、コブ斜面を含めてショートターン全般が下手すぎて、これをどうにかしないとどうにもならないと、大会の翌週から八方尾根の大壁というゲレンデに張り付いて、あまりにも低いレベルなので、「習うより、慣れろ」という心意気で滑りまくった私。

シーズンも終わるころになると、それまでドヘタなコブ斜面の滑りも、まあとりあえず降りてこられるところまできた.............というところでシーズンが終了。

オフシーズンに突入するのですが、千葉県の大型冷蔵庫が無くなったおかげで、擬似スキートレーニングで頑張るしかなくて、私の場合はインラインスケートなんていうもので、スキーをイメージして滑る週末の日々。

幸い、スキーが上手な友人達と一緒に練習することができたので、冬に向かって良いイメージができつつあって、そしてとても大事なことに気づくことができて、かなり満足度の高いオフシーズンになった。

しかし、ご存知の雪不足で、各スキー場は軒並みオープンを延長することとなって、雪が無くてはスキーはできず、困ったものだと思う私であったり。

けれども、人工降雪機でゲレンデを作ってくれているスキー場は、探せばあるもので、11月の末から、ボチボチとスキー場に行ってトレーニングに励む私であった。

11月から12月にかけては、雪不足に比例するかたちで練習不足だったけれど、スキーの上手な後輩君に教えてもらったり、夏のインラインでの基本運動の成果で、気分的には「今年はかなり上手くなっているし、イメージは最高!」って思っていた。

−−−

年が変わって、お正月におみくじを引いたら「吉」ってな結果で、うんにゃ今年は大吉のハズ、と意味不明な思い込みから、場所を変えて再度おみくじを引いてみるが「小吉」ってな結果で、悪くなっているし、もう一回引いたら「凶」だったりしたら最悪なので、小吉にて止めたけれど。

そんなこともあって(スキーには全くカンケー無いですが)、年末年始で強い寒波で各スキー場もほぼ全面滑走可能となり、新年を向かえて1月末のその大会に向けて頑張らなくちゃ、と思いながら新春の初滑りを楽しむ.............こともできず、なんだかシーズン初旬の滑り方を忘れてしまった感覚で、ビデオに撮っても「あれれ」って感じ。

大会が開催されるスキー場に行って、久しぶりの急斜面で調整.............てな感じも、いまいちしっくりこないままだった。

どうにも気合が足りないような気がした私は、ちょっと寒くて練習には不向きではあるけれど、レーシングワンピなんてものを着て、練習をして本当の最終調整の大会前日のこと。

前日なので、そんなに沢山滑って疲れてしまってもしょうがないので、各種目を3本づつ滑って終了。

宿に帰って、気合の成果なのか、ビデオを見てみると、まあそれなりに形にはなったような自分に、チョッピリ安心する。

−−−

ちなみに、今年の滑りの目標は「ツマラナイ滑りの実現」。

ツマラナイことは大会に望む上でとっても大事なことだと思って、昨年の大会で撮影したビデオを見ると、やっぱり凄い選手たちはツマラナイ滑りをしていることに気がついて。

インラインのオフトレでも、シーズン中に入ってからも、どうしたらツマラナイ滑りになるかだけを考えて、こうしたらどうだろう、ああしたらどうだろう、という感じで試してみる。

まあ結局、完成しなかったけれど、昨年に比べればツマラナクなったような気がしたので、まあいいか。

えーと、参考までに説明しますが「ツマラナイ」っていうのは「詰まらなない滑り」であって、スキーがスムーズに動いていく滑りが目標で、決してつまらない.............面白くない滑りって訳ではないです。はい
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「技術選予選体験記6......大会その1」
さて、ちょっと大会の説明オバ。

うちの地区は男女合わせて600名を越えるエントリーがある単独地域としては最大規模(北海道とかの方がさすがに多いのかな)の地域です。

大会はスキー技術選手権が2日と全日本への選考会の1日で行われて、選手権の1日目が予選で、その日はエントリーすれば全員滑られるのだけれども、選手権2日目の決勝は、予選の男女別で上位50%の成績の人しか滑られないというサバイバル的な感じ。

参加料(エントリーフィー)が一万円などという財布にやさしくない設定であるから、初日の3種目で終了してしまうと、1種目あたり三千三百三十三円。かなり割高なのであったり(意味不明)

その選手権決勝の翌日の3日目が選考会で、決勝参加者の更に上位50%の成績の人しか滑られない。つまり、総参加者の4分の1の選手しか、最終日まで残ることができないという、気の抜けない3日間。

種目は、

選手権予選が

 大回り(急斜面・整地)
 小回り(急斜面・整地)
 フリー(総合斜面)

選手権決勝が、

 大回り(急斜面・整地)
 小回り(中斜面・整地)
 小回り(中斜面・不整地)

選考会が、

 大回り(急斜面・整地)
 小回り(急斜面・整地)
 小回り(急斜面・不整地)

なんて感じで始まります。

−−−

んで、大会当日の朝を迎えます。

道具の方は、昨年とあまり変わらず、ロングターン用で176センチ、整地ショート用で155センチ、不整地ショート用で160センチの3台で勝負を挑みます。

服装は、全日本の方のルールで、レーシングワンピ等のカラダにピッタリフィットするウェアが禁止されたので、普通のスキーウェアで滑ることも考えたのですが、うちの地区の予選は今シーズンについてはとりあえずウェアの規制は無いということで、私は選手権に関してはとりあえず、上着は普通のウェアで下だけはレーシングワンピで滑ることにした。

まあ、その方が見栄えが良いような気がするし。けれど全日本選手の後輩君が私が泊まっている宿に来て「ワンピは止めて、オーバーパンツで滑った方がイマドキの流れっすよ」と言われるけれど、やっぱり自分の好みでね。

朝起きて、朝食前にスキーをゲレンデに運び冷やしておいて、一旦宿に戻って食事をする。

そして大会が始まった。

−−−

選手権(予選)

第一種目は「大回り(急斜面・整地)」。

例年、一番最初に滑る種目が一番点数が出る傾向にある私なので、それほど緊張せずにスタート位置に立つ(まあつまり、最初がよくて、だんだんと成績が落ちるタイプ)

けれども、今年はショートを中心に練習時間を割いてきたので、ロングの作戦の立て方がイマイチ甘い。

空を見上げると快晴の空で、斜面も綺麗に整備されて、気持ちが良いなぁ、なんて思いながら自分の順番を待つ。

知り合いの選手なんかと話しながら緊張を解きほぐしたりしていると、私の順番が回ってくる。

斜面を見つめて、ゴールを見つめて、スタートが合図とともに急斜面に飛び込んでいき、1ターン、2ターン、3ターン.............としてゴール。

読み上げられる点数を聞きながら、そんなに期待していないのだけれど、チョッピリ悪いかなぁ、と思われる。けれど急斜面での滑走感覚が悪くないので、まあまあ、いいじゃないの、と自分に言い聞かせる。

が、後から滑ってくる選手とか、友人たちの得点を聞いていると、自分の得点がやっぱりヨロシクナイことが判明して、うーん困った、とヒトリ呟く。

しかし、終わったことはしょうがない、気持ちを切り替えてポジティブに頑張ろうと、私にしては楽観的な気持ちになって。

−−−

第二種目は「フリー(総合斜面)」。

フリー種目なので、どうやって滑っても良いらしいので、自分の作戦を信じるしかないこの種目。

滑りの構成を考えるのが面倒だったので(をい)、構成自体は昨シーズンと同様とするのだけれど、今年はスタート地点に、大きな出っ張りがあって、そこを超えるラインだと、垂直に近い感覚の滑走ラインとなる。

左から巻き込んで.............いや、面倒だから真っ直ぐに降りてやろう、と漕いで、漕いで、その谷底に飛び込んで見る。

練習の時には、何度やっても失敗してしまう右ターンも、本番のみ上手くできたという感じで、そつなくこなし、構成もイメージどおりに滑ることができてゴールを迎える。

読み上げられる得点を聞くと、耳慣れない良い点数を付けてくれているジャッジがいたりして、うわー初めて自分の得点でこんなん初めてだなぁ、と思ってはみたものの、5審3採のマジック(5人のジャッジがそれぞれ採点を出して、その最高と最低の得点を除いた3人の採点が採用される)で、その聞きなれない良い点数は不採用となるのは当然なんですが(屍)

それでも、私にとっては悪い成績ではないので、気分が良くなって、ゴール付近で見ていた後輩君にも「良かったですよ」と誉められて、久しぶりに嬉しかったり。

その後にそのビデオを見せてもらうと、その後輩君が私のスタート直後から「そうそう、いいターンの入り、2ターン目もいいよいいよ、そこっ、そこでリズム変化して、そうそう、伸びて、伸びて、よーし、よーし、僕は好きだなぁ。ほら良いじゃん」と解説入りのビデオに仕上がっている。あはは

結果的に見れば、実得点は悪くないけれど、相対的に見れば、猛烈に上位に食い込むような点数ではないので、まあ私にしては上出来ってな感じ。

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お昼休みとローテーションの関係で、一休みとなるのですが、休憩所でくだらない話をしながら、友人なんかと話していると、外の雲行きが怪しくなっている。

快晴であった空に雲が立ち込めて、雪まで降ってきて。まあ悪天候になるのは、だいたい予想がついているから良いけど.............と思いながら最終種目のゲレンデに向かう。

−−−

第3種目「小回り(急斜面、整地)」。

なんだかガスが発生しているような感じだななぁ、と本日の最終種目のバーンに向かうのですが、そのゲレンデ下部に到着して上を見上げると、視界ナッシング(屍)

視界不良どころか、まったく見えない。

とりあえず競技が中断しているようで、どうするんだろうなぁ、と思いながらボンヤリとする私。

整地ショートの横で、競技していた整理ロングの種目は、どうやらキャンセルになった模様で、どうするのか、この後はと思っていたら、審判団が斜面を登り始めて、コースの途中でジャッジするらしい。

少しは晴れてくれないかなぁ、と思いつつ、私もスタートの場所まで移動するのですが、やっぱり上から見ても視界は無い。

一応、携帯電話でゴール付近にいる相方に電話して、「ちなみに見えるのですか」と聞いてみるけれど「私が超能力者ではない限り見ることは不可能。仮に視力が5.0あったとしても無理」とのことで、どうするんだよー、って感じ。

自分のスタート時間になっても、そのガスはそのままで、視界は確保されずに、空中とゲレンデの差も分からない状況で、急斜面に突撃することとなる。

どうやって滑るという作戦とか、そんなことを考えるよりも、ちゃんとゴールできるか、ということと、転ばずに頑張ろうという感じで、スタートして、滑りながらジャッジはどこにいるかいな、と確認しながら降りて、いつの間にかゴール付近にいたので、止まってみる。

得点が読み上げられるけれど、良いのか、悪いのか分からない感じで、まあこんな視界だから、と言い訳になっているのか不明であるけれど。

−−−

とりあえず、選手権の予選が終了する。

夜の8時に結果発表で、順位と予選通過者が発表されるまで、まったりと。

大会が始まる前の、私の予定では、1日目の競技が終了したら、不整地の練習をしようと思っていたのに、視界不良ではしょうがないので、早々に撤収。

今回は、気分転換用にとある漫画を読み切り20巻ほど宿に持ち込んでいるので、それを読みつつ、ビールを飲む私。

結果発表の時間になって、公式掲示板のある場所に向かって、結果を見ると、まあまあの順位で、ほっと一安心。

明日も頑張るデスと思いながら、しかし今回は1種目キャンセルになったので、2種目しか滑っていない選手がいるわけで、これで決勝に進めなかったら1種目5千円かぁ、と思うと、1種目に滑る時間が20秒.............いやもっと少ないのか、仮に15秒だとして、30秒で一万円.............高い、高すぎる、と意味不明なことを考える私。
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「技術選予選体験記6......大会その2」
選手権決勝(二日目)

二日目の朝、大会も二日目ともなると大分落ち着いてくる。けれども朝はそんなに時間は無いので、前日と同じように早起きをして、ゲレンデにスキーを持っていって冷やしておく作業を行って、朝食タイムとなる。

今日は、大回りの種目からだから、まあ昨日と同じ行動パターンでいいなぁ、なんて相方に話しかけると、「今日はショートからって知ってる?」なんていうものだから、まさかぁ、なんてローテーション表を見たら、なんと、本当に、嘘偽り無く、ショートから(屍)

まあいいか、どうせ滑らなくちゃならないし、けどアノ種目って今年初めて採用されたから、どうやって滑ると良いのでしょうかねぇ、と思いながらローテーション表を確認すると、私の滑る順番が猛烈に早くて、上手い人がどうやって滑るかを少しでも見て、自分のできる範囲で作戦を立てようなんて甘い考えが吹っ飛んで、そもそも早めの順番って、点数が出にくい(相当上手くないと、採点が辛い)ので、運が悪いなぁ、と思っていたり。

というか、昨日の朝の段取りでは、間に合わないし、ウォーミングアップの時間も無くなるし.............と突然、慌てふためく私。

バタバタと用意して、急いでゲレンデに出て、軽く2本ほど滑って、シッコスして、リフトでスタート位置までたどり着いたら、役員から「そろそろスタートです」との声がかかるし、突然携帯電話が鳴るし.............どーする>私

第一種目「小回り(中斜面、整地)

まあ、とにかく練習してきた、このくらいの斜度の滑りをするしかない、とスピードに乗せて滑ってみる。そしてゴール。

得点を聞くと、絶望的な点数が聞こえてきて、サポートの方々が「お疲れ様」とかけてくれる声にも、あまり反応できずに「やっちまった、やっちまった」とヒトリでブツブツと呟く私。

相方が、「そんなに悪い滑りではなかったし、点数も他の選手が高い点でなければ、大丈夫でしょ」と言ってはくれるけれど、相変わらず「トリカエシノツカナイコトヲシテシマッタ」という私。

「渇ーーーっ」

という叫びとともに相方が気合を入れてくれるが、やや精神状態は向上せずに、板を不整地用に履き替えて、次のコートに向かう。

第二種目「小回り(中斜面、不整地)

昨年から、1年間かけて練習してきたこの種目であったけれど、結局、「不整地をとりあえず降りてこられる」程度にしかならず、どうしても期待が持てない種目。

それでも、昨年に比べれば、どこのラインでも一応は滑られる(と思う)ので、どのラインが自分の実力をもって点数を取りやすいか、相方と相談。

先に見ていた、友人から「あのラインっていいかもしれない」という情報をもらって、自分の滑るラインを決定。

スタート位置に立って、昨年よりも難しくない不整地だったのもあるけれど、昨年よりは落ち着いた感じで、スタートを切ることができて。

自分の中ではややスピードが速すぎていたけれど、後で見ると、スピード感はそれなりで、それよりも上手く動くことができなかったのが、少々残念だったけれどクラブの大御所から「まあ昨年よりはいいだろう」との言葉で、とりあえずは良しとした。もちろん結果は芳しくなかったけれど。

第三種目「大回り(急斜面、整地)」

とりあえず、終わったことはしょうがない、と思えるようになった頃、とにかく終わっていないこの種目で、一発頑張らなくてはならないとココロに決めて、板をロング用に履き替えて、スタート位置に向かう。

友人達と点数の情報交換してみると、やっぱりこの不整地ショートはともかく(そもそも普通の点数が望めないから)、整地ショートがやや厳しい。

どう考えても、今までの出したことの無い得点を、この種目で出さないと.............と思ったので、とにかく頑張ろうと、スタート。

相変わらず、出っ張りがあって、まあ下から見た感じだと、このラインが一番難しいところに見えるだろうというラインを通る。

スタートの合図とともに、漕いで、漕いで、直角に落ち込む感覚で飛び込むと、その場所だけ斜面が荒れていたりして「こらこら、誰だこんなところを荒らしたのは」と思ったけれど、滑り始めたものはしょうがないので、気合で滑っていき、私の人生で一番早く滑ったんじゃないか、と思われる感じでゴール。

目標としていた、無謀な得点は出なかったけれど、まあそれなりの得点で、ヨカッタ、ヨカッタ。

そんな感じで選手権決勝が終了。なんとなく点数が伸びていないので、ちょっと3日目に進めることができるのか不安があって、気分転換したかったこともあって、早めに撤収。

午後3時から開催される閉会式とその後の、全日本選手権への派遣選手の選考会の開会式.............閉会式には出られるけれど、選考会に出られるのか、ちょっと不安を抱えながら。

上位入賞者の発表とかあって、まあ私は千年経ってもカンケー無いので、ボンヤリとしていると、決勝の結果と、翌日の選考会の出場者リストが掲示される。

蟻が砂糖に群がるように、選手たちが集まっている間から、自分の成績を見ると、予選の順位とそれほど変わらず、ほんのチョッピリ落ちただけで、無事、選考会への資格を確保して、一安心。とりあえずよかったなぁ、と思いながら、選考会の選手会に出席。

その夜に、今度はキチンとローテーションを確認して、もうサドンデス方式で男女合わせて初日は600人以上いた選手も、選考会は150人弱まで減っているので、遅刻をしないように、どのリフトに乗って、どこにスキーの板を置いて、と考えて、翌日に備える。

選手権で一区切りがついて、ちょっと緊張感がなくなってしまい、気が抜けてはいるけれど、とにかく明日の選考会は順位というよりも、全日本選手権に出場することのできる可能性は、今の自分の実力からすれば皆無なので、どれだけ近づくことができるかだけを考えずに、思い切って滑るだけ。

順位とかは気にせずに、思い切って、思い切って、頑張る。

そんな思いを胸に、眠りにつく。

−−−

選考会(大会3日目)

選手権ではワンピなんて着て滑っていたけれど、本日は普通のウェアで滑ることにする。

早めにゲレンデに出て、不整地斜面がコースオープンしているので、ちょっと試走をしてみると、スタート付近は硬い整地バーンから、急にコブ斜面に入っていく感じで、その変わり目が上手く調整することができれば、なんとかなりそうな感じで。

第1種目「小回り(急斜面、整地)」

天気も良くて、気持ちの良い斜面状況の感じであるけれど、スタート位置からゲレンデが見えないような斜面設定で、谷底に突っ込んでいく感じであるけれど、まあそれは気合でカバーするとして。

人数も少なくなっているので、どんどん選手は降りていき、あっという間に自分が滑る順番になる。

とにかく、自分を信じてゴールにたどり着こうとココロに決めて、スタート位置に立つ。

この選考会に残ることができたことに、いろいろな人に感謝をしながら、スタートと合図とともに、ゲレンデに飛び込んでいく。

思ったより、滑りやすい斜面で.............と思ったのもつかの間、無用な気合と、色気で4ターン目に差し掛かったところで、ターン後半にテンションが溜まりすぎて、板があらぬ方向に抜けてしまう。

あっ、と思ったときには、軽い犬のシッコス状態に陥り、その感じで3ターンほどしてみるけれど、急斜面ではあるけれど、比較的簡単な部類に入るバーン状況で、見せ場の中盤で3ターンもテロンテロンの滑りでは、完全に失敗といえるわけで、ゴール後に思わず苦笑いをしてしまう私がいて。

まあしょうがないや、と大失敗した割には、最終日ということもあって楽観的。

周りの点数を見ていると、かなり悪い.............まあいいさ、しょうがないやと、次の種目へ向かう。なぜだかへらへらとしながら。

第2種目「大回り(急斜面、整地)」

この日は、順位とか気にせずに(少しは気になるけれど)、思い切って滑るだけなので、先日と同じイメージで滑ろうとスタート位置に立つ。

リフトから眺めたこのバーンの状況が、自分の選択しようと思っていたラインに、やや荒れた場所があるので、少々避けるラインとして、滑り降りることにする。

昨日は、とにかく早くゴールすることだけを思いつつ滑ったけれど、今回は小回り同様に色気をだして、滑ってみる。

滑り終わってゴール付近にたどりついたときには、まあイメージどおりに滑られたなぁ、と思ったけれど、点数は相変わらずそれなりで、まあ今年の私はこんなものか、と思ってみる。

第3種目「小回り(急斜面、不整地)」

朝一番で、一度試走をしたときに状況的に硬いバーンとなっていることが確認できたので、整地ショート用の板で滑ろうと思い、その板でスタート地点に到着してバーンを確認すると、沢山の選手が滑ったためか、コブが朝より深くなっていて、これじゃ整地用の板の硬さと長さでは、ちょっと無理と判断して、一度ゲレンデの下部まで戻って、急遽コブ用の板に履き替える。

時間的には、急げば余裕があるだろうと思いながら、履き替えに行ったのだけれども、板を変えて、乗ったリフトが強風で止まって(屍)

コラコラ、どうするんだい、と思っていると、直ぐに動き出してくれたので、ほっと一安心でスタート位置に到着。

朝はあんなに快晴だったのに、いつの間にかバーンが見えずらい状況で、なんだなんだ滑りにくいじゃないか、と思いつつも、昨シーズンの大会で、猛烈に不甲斐無い滑りをして、この場所に忘れてきたモノを取り戻すために、評価はともかく守りの滑りではなくて、自分なりに考えて、攻める滑りがしたかった。

そんな思いを胸に、後ろから後輩君に「気合っす」という応援をもらいながら、この3日間の最後の種目のバーンに飛び込んでいく。

今回はいろいろなことがあったなぁ、と思いながら。
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「技術選予選体験記6......エピローグ」
ここ数年、この大会を目標にシーズンを過ごしているのですが、毎年毎年、悔しさと嬉しさを感じながら、それなりに充実したものになっている。

今年も、いろいろなことがあったけれど、自宅に帰り着き、もう一度ビデオで撮影した自分を見ると、成績はともかく初出場のころから比べれば、自分なりによく努力をしたなぁ、と思えるようになってきた。

もちろん、まだまだ練習が..............いや全く練習は足りていないけれど、自分の滑りを見て、まあこんなものだろうとチョッピリ思える感じ。

上手く滑られたと思っても、点数が伸びなくて落ち込んだり。

上手く滑られなくても、自分的には満足感があったり。

自分の感覚で、これは悪くないなと思って得点を見て、悪くない点がでていると嬉しかったり。

いろんな思いがあるけれど、今年も楽しかった大会だったなぁ、と振り返ることができた。

成績も自分なりには頑張った結果だったし、失敗もあったけれど、取りあえずは合格点で自分を誉めてあげよう。

でも、まだまだ「どこでも、どんな状況でも上手く滑られる」という最終目標は遠いので、次のスキーから練習しなくちゃ、と思いつつ、自分にお疲れ様でした。

追伸:

大会で気晴らしの話に付き合ってくれたスキー仲間達に感謝。

サポート&応援してくれたスキー仲間達に感謝。

滑り方のアドバイスをくれたスキー仲間に感謝。

そして、叱咤激励してくれた私の鬼コーチに感謝して。

おしまい。
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